染色体異常の予防はできますか?
■加齢によって染色体異常が増える
染色体異常の原因が遺伝的なものである場合、予防はできません。
ただし、不妊治療で見られる染色体異常の多くは年齢によるものといわれます。
加齢に伴って、卵の染色体異常が増えると、受精しても途中で分割が止まってしまう、着床しても初期流産してしまうことが多くなるのです。
■早めに妊娠を目指すことが予防につながる
食事や運動といった生活習慣を改めるなどして、ある程度、卵の老化を遅らせることはできるかもしれません。ですが、予防までは難しいでしょう。
予防策として挙げられるのは、なるべく早めに妊娠を目指すこと。
加齢に伴って染色体異常が起きるなら、異常が起きる前に妊娠を目指すのが一番です。
■いつ産むかを決めるのは夫婦だけれど...
「仕事を優先したいから妊娠・出産はもっと先でいい」という人もいます。
もちろん、子どもを産む、産まないは夫婦で決めること。望む時期に妊娠を目指すのが自然です。
ですが、子どもを望む時期が30代後半から40代以上になると、若いときよりも妊娠率はかなり低くなります。
その事実はしっかり胸に留めておきましょう。