いつまで治療するべきですか? 限界はありますか?
■治療の終わりを決めるのはご夫婦
いつまで不妊治療をするか。
これはご夫婦のお気持ち次第です。治療の終わりは医師や病院側が判断するものではなく、ご夫婦ふたりで決断すること。ご夫婦が望む限り治療を続けてください。
ただし、いつまでも際限なく妊娠できるわけではありません。どれだけ望んでも妊娠できない日はやってきます。
考えられる治療をすべて試しても卵が育たない、卵が取れないとなったら妊娠をあきらめざるをえないでしょう。
■妊娠を望むなら早めに治療するのが一番
妊娠できる時期は限られています。
ですから、お子さんを望んでいるのに、なかなか授からない方は、なるべく早めに不妊治療を始める。これが妊娠への一番の近道です。
「不妊治療には何となく抵抗を感じる」「専門クリニックに行くのは気が引ける」という方も少なくないでしょう。
でも、不妊治療をする、しない。治療をするなら、どんな治療をするのかを決めるのはご夫婦です。
クリニックに行ったからといって、必ず治療しなければいけない、なんてことはありません。
■「相談する」「検査だけ受ける」でもOK
もし、今気になっていることがあるのなら、ひとりで悩んでいることがあるのなら、相談に行ってはいかがでしょう?
不妊治療クリニックには医師だけでなく不妊カウンセラーなど相談にのってくれる人がいます。悩みを打ち明けることで、解決の糸口を見つけられるかもしれません。
検査を受けるだけで、悩みが解消することだってあります。
まずは一歩、踏み出してみる。一歩、踏み出すのは早いに越したことはありません。