自分で選んで漢方を飲んでいます。不妊治療中に漢方を飲んでいても問題ないでしょうか。|不妊教えてねっと|あなたの妊活・不妊治療を応援!

自分で選んで漢方を飲んでいます。不妊治療中に漢方を飲んでいても問題ないでしょうか。

■治療中なら主治医に相談しましょう

自分で選ぶということは、ネットなどで情報収集をして選んでいるのだと思いますが、不妊治療中なら主治医に相談するといいですね。不妊治療をしている医師で漢方を利用している人も多くいますからね。

まず、主治医に今どんな漢方を飲んでいるのか伝えてください。問題なければ「そのまま飲んでいていいですよ」と返答してくれるでしょう。もし、違う漢方がいいとなれば教えてくれるはずです。希望すれば、あなたの状態に合った漢方を処方してくれるかもしれません。病院で処方すると保険がきいて料金が安くなることもありますしね。

■自分に合った漢方を選ぶのは意外に難しい!?

婦人科でよく処方される漢方が、当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸の3種類です。たとえば多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の場合には当帰芍薬散が処方されるでしょう。血流促進、冷え防止には加味逍遥散、桂枝茯苓丸も冷え防止やホルモンバランスを整えるのに良いとされますが、効能だけを見ると違いはわかりにくいかもしれません。

漢方を選ぶ際はもともとの体質も重要です。体力があるのか、ないのか、体格は? 顔色は? こうした体質によって、ひとくちに冷えといっても処方される漢方は異なります。ですから、単純に効能から選ぶと自分に合っていない可能性があるのです。

■迷うなら医師に処方してもらいましょう

当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸の3種以外にも処方される漢方はあります。たとえば卵巣機能が落ちている人には八味地黄丸を処方することがあります。八味地黄丸は主に腎臓系の不調、頻尿などの場合に使われることもある漢方です。男性向けというイメージが強いかもしれませんが、女性にも処方されます。

このように、ひとくちに漢方といっても、種類はさまざまですから、自分で選ぶよりも医師などに相談して選んだほうがいいでしょう。

監修協力とくおかレディースクリニック 不妊カウンセラーが監修しています。