Q,先進医療について、それぞれどんな技術や治療なのですか?
SEET法
胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、 受精卵の着床に適した環境を作り出す技術。
二段階胚移植法
先行して初期胚を移植し、 後日、 継続培養を行った別の胚盤胞を移植する技術。
子宮内膜スクラッチ
胚移植を行う予定の前周期に子宮内膜のスクラッチ (局所内膜損傷を与える)を行い、翌周期に胚移植を行う技術。
子宮内膜受容能検査
(ERA)
子宮内膜を採取し、 次世代シークエンサーを用いて遺伝子の発現を解析し、内膜組織が着床に適した状態であるのかを評価する検査。
子宮内膜受容期検査
(ERPeak )
子宮内膜を採取し、 RT-qPCRを用いて遺伝子の発現を解析し、内膜組織が着床に適した状態であるのかを評価する検査。
子宮内細菌叢検査
(EMMA/ALICE)
子宮内の細菌叢が、 正常であるのか、 異常であるのか、 またその菌の種類の組成を判断する検査。
子宮内フローラ検査
子宮内の細菌叢が、 正常であるのか、 異常であるのか、 またその菌の種類の組成を判断する検査。
PICSI
ヒアルロン酸を含有する培地を用いて、 成熟精子の選択を行う技術。
IMSI
強拡大の顕微鏡を用いて、 成熟精子の選択を行う技術。
タイムラプス
培養器に内蔵されたカメラによって、 胚培養中の胚を一定間隔で自動撮影し、培養器から取り出すことなく、 正確な胚の評価が可能となる技術。
マイクロ流体技術を用いた精子選別
特殊な膜構造を用いて、 成熟精子の選択を行う技術。
反復着床不全に対する投薬 (タクロリムス)
反復着床不全に対して、 免疫抑制剤 (タクロリムス) の投与を行う技術。
着床前胚異数性検査(PGT-A)技術の概要
胚から一部の細胞を採取して染色体の量の解析を行い、 染色体数が正常な胚を選択する技術。
※厚生労働相のHP参照