卵管が片方閉塞していますが、妊娠の可能性はあるのでしょうか?
■片方の卵管が閉塞していても妊娠の可能性はあります
片方の卵管が閉塞していても、もう一方の卵巣から排卵しているのであれば、妊娠の可能性は十分にあります。
ただ、両方の卵巣から排卵している状態より、妊娠の確率は低くなりがちですから、自然妊娠を待つというケースは少ないかもしれません。
もちろん、自然妊娠を強く希望するのであれば、それもひとつの選択肢です。
1度、来院して排卵しているかどうかをチェックしたうえで、妊娠を目指されるといいでしょう。
■人工授精、体外受精で妊娠を目指す場合も
自然妊娠を待つのではなく、積極的に治療をしたいというのであれば、人工授精を3周期程度して、それで妊娠しなければ体外受精にステップアップするのが目安です。
30代後半であれば、人工授精は1度のみで、次は体外受精という治療スケジュールでもいいでしょう。妊娠の確率を考えると、引き延ばすのはよくないですね。
■どうしたいのか夫婦で話合って
自分たち夫婦がどうしたいかが一番重要です。
「医療の力も借りながら1日も早く子どもがほしい」と思うのか、「時間はかかってもいいから、なるべく自然に子どもを授かりたい」と思うのか。
もちろん、妊娠には年齢が深く関わってきますから、希望通りにはいかないかもしれません。
ただし、治療を受けるにしてもご夫婦の意見が最も尊重されますから、前もってご夫婦で話合いをすることをお勧めします。