体外受精のリスクは何ですか?(自分自身。児に対して)
■体外受精を受ける女性のリスクは?
体外受精の際は必ず採卵をします。採卵は体内に採卵針を入れて卵を取り出すもので、一種の手術にあたりますから、リスクはゼロではありません。腹腔内の出血や化膿など、リスクを把握しておくことは大切です。
ただ、採卵時に腹腔内で出血したり、その後、化膿したりするケースはほぼないので、やみくもに怖がる必要はないでしょう。
■体外受精で授かったお子さんのリスクは?
体外受精で授かったお子さんは、自然妊娠で授かったお子さんと違うのではないか。どこか問題が起こりやすいのではないかと心配される方も多くいらっしゃいます。
こちらについては、今後、2代、3代と統計を取っていかないと断言できない部分もあるかもしれません。
ただし、1978年、最初に体外受精で生まれたルイーズさんは、健康に成長し、自身のお子さんを自然妊娠で出産しています。
もちろん今後も統計を取り続けるべきですが、現時点では「体外受精で生まれても問題はない」といわれています。